この世界の片隅に(劇場公開 2016年11月12日)

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こんばんは。銀次郎です。

もう3年前になるんですね。この映画が公開されたのは。


この映画、僕の人生でも最も記憶に残る部類に入る映画となりました。

なぜかというと、

妻と何十年ぶりかで一緒に観に行った映画だからです。


ラブラブな状態で「一緒に映画に行こ♡」って感じで行ったのではなく、二人が出会った若い頃の、二人の関係をもう一度探すために行ったのかもしれません。


この映画が公開される数か月前、僕の数々の悪行がバレてしまいました。

もっと過去に遡れば複雑な妻との関係の積み重ねの結果だったのですが、

これについては別の機会に書くとして、

とにかく墓場まで持っていくはずだった僕の秘密が白日の下にさらされたことで、それはもう凄惨な状態になってしまったんですが、なんとかもちこたえ「一緒に映画でも観に行こう」ということになったんです。


映画を観た帰り道、妻の方から手をつないできました。

僕の中ではまだ彼女を許す気持ちになれず、生理的に受け付けない状態はまだ続いてたので、その手を振りほどいてしまったんです。

妻と二人きりで出かけることなんてもう何年もなく、やっと昔の二人の関係を取り戻すために(彼女はどう思ってたのか知りませんが)一緒に観にった映画の帰り道、僕は彼女を拒否してしまったんです。

このことで、さらに彼女を傷つけ苦しめる結果となりました。


そして僕はこの頃、まったく別の秘密を抱えていて僕の精神が蝕まれ出した頃でもあります。


なんだか今回のブログは湿っぽいものとなってしまいました。


人は誰でも闇を抱えています。

その闇の中には暗黒の世界に通じる穴があり、その穴の向こうには手をこまねいて待ち構えてる暗黒の世界にいるもう一人の自分がいるんです。

いつでも誰でも簡単に、その向こうに足を踏み入れることができ、そのまま暗黒の世界に堕ちていきます。



さて、あなたはいかがでしょうか。

毎日、清く正しく健全に、秘め事もなく生活できているでしょうか。

この映画が公開された2016年秋。

あなたはどこで、誰と、どんな毎日を送っていましたか?


ところで、この映画のことをいろいろ調べていてとてもびっくりしています。

これ、まだ劇場で上映されてるんですね!

劇場の数は少ないですが。

それと、なんと世界60以上の国と地域で上映されてるではありませんか!

しかもしかも!

約30分の新場面を追加したこの世界の(さらにいくつもの)片隅に』が2019年の今年に公開されるというではありませんか!

今度も妻と一緒に観に行きたいと思います。

そして、今度は帰り道に一緒に手をつないで歩きたいという気持ちでいっぱいです。



■映画データ
キャスト
  • 北條 すず(声 - のん)
 監督・脚本 片渕須直
 劇場公開日 2016年11月12日
 主題歌 『みぎてのうた』コトリンゴ
 原作 『この世界の片隅に』こうの史代

■ストーリー(ネタバレあり)
18歳のすずさんに、突然縁談がもちあがる。
良いも悪いも決められないまま話は進み、1944(昭和19)年2月、すずさんは呉へとお嫁にやって来る。呉はそのころ日本海軍の一大拠点で、軍港の街として栄え、世界最大の戦艦と謳われた「大和」も呉を母港としていた。
見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・北條周作の妻となったすずさんの日々が始まった。
夫の両親は優しく、義姉の径子は厳しく、その娘の晴美はおっとりしてかわいらしい。隣保班の知多さん、刈谷さん、堂本さんも個性的だ。
配給物資がだんだん減っていく中でも、すずさんは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、毎日のくらしを積み重ねていく。
ある時、道に迷い遊郭に迷い込んだすずさんは、遊女のリンと出会う。
またある時は、重巡洋艦「青葉」の水兵となった小学校の同級生・水原哲が現れ、すずさんも夫の周作も複雑な想いを抱える。
1945(昭和20)年3月。呉は、空を埋め尽くすほどの数の艦載機による空襲にさらされ、すずさんが大切にしていたものが失われていく。それでも毎日は続く。
そして、昭和20年の夏がやってくる――。