幸せのちから(劇場公開 2007年1月27日)

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こんにちは。銀次郎です。

この映画はアメリカで大成功をおさめた実在の人物クリス・ガードナーの半生を、自叙伝を元に描いた作品です。

そもそもクリス・ガードナーって誰?

って感じですが(笑)


そのクリス・ガードナーを演じるのはウィル・スミス

そしてこの映画では実際の息子 ジェイデン・スミスと共演しています。

ジェイデンは『ベスト・キッド』(2010年)でジャッキー・チェンと共演していますね。

ベスト・キッドではまだかわいい子どもだなあと思ってましたが、この『幸せのちから』はベスト・キッドの3年前というだけあってさらにかわいいです。
もじゃもじゃヘアがよりかわいくさせてます(笑)

そしてクリスの妻役のタンディ・ニュートンはまったくの無名の女優だと思ってたのですが。。。

調べてみたらびっくりです。

なんと、トム・クルーズ主演の大人気映画『ミッション・インポッシブル2』(2000年)にヒロイン役として出演し、日本でも大人気だった海外ドラマ『ER緊急救命室』にも出演したことがあり、クラッシュ』(2005年)では英国アカデミー賞 助演女優賞を受賞し、最近では『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018年)にも出演している名女優ではありませんか。

調べてみると意外なことが分かってまた後から観てみたくなりますね。


映画そのものは淡々と物語が進行していきます。

ドキドキする場面もハラハラする場面も、感動する場面もありません。

他人の一向にうまくいかない暮らしぶりを端から眺めているだけのように感じます。

もう少し、主人公クリスがその時々で思ったことや感じたことなどの心の動きを見てる側に伝えてもよかったんじゃないかなって思いました。

唯一、住む場所を失った直後に駅のトイレで一夜を明かそうとする場面で涙を流すシーンがあるのですが、その時はさすがに感情移入してしまいました。

ただ、全体的に余計な演出を控えている分、真実味を帯びているとは思います。


この映画の時代背景は1980年代初頭ですが、この時代のアメリカがどんな経済状態だったのかちょっと調べてみました。

すると81年から82年にかけての不況を経て、87年にはアメリカ市場2番目の大きさとなる株式大暴落を経験しています。

そんな中、クリス・ガードナーはこの87年に仲買業者「Gardner Rich & Co」を設立していますね。

90年代初頭にはまた不況の時代を迎えるのですが、今現在、クリスの会社はアメリカ有数の大企業になっているようです。

やはりクリスはただ者じゃありませんでした(笑)

ホームレスになっても諦めず、不況の中にあってわずかな資金と机一つで起業し、20~30年かけて大企業に育て上げるなんて相当のメンタルが強くないとできません。

どこにそんな不屈の闘争心があるんでしょうか。

その答えをこの映画で探してみるのもよいかもしれません。

その前に、僕に爪の垢を煎じて飲増せてほしいです(笑)


実はクリスのメンタルの強さに対する ”こだわり” を象徴するエピソードがこの映画の中で演出されています。

作中、息子の託児所の壁に落書きがされてるんですが、単語のスペルが誤って「Happyness」と書かれてるんですね。

これに対し、クリスは託児所の主人に『正確には「Happiness」だ!書き換えてくれ!』と何度も文句を言う場面があります。

きっと「自分は絶対に幸せをつかんでやるんだ」という強い思いがあったんだろうなって思いました。

ちなみに、映画の原題は実話に基づいて「Happyness」となっています。



さて、この数年、僕はやることなすことすべて裏目に出て何をやっても上手くいきません。

上手くいかないどころか多額の借金を抱える羽目になってしまいました。

本当に心が折れそうな毎日です。

そんな自分の境遇もあって、この主人公を重ねてしまいました。

ありふれた言葉しか出てこないですが、勇気をもらえました。


最後に、この映画のラストに一瞬だけ、クリス・ガードナー本人が出ています。

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■映画データ
キャスト
  • クリス・ガードナー:ウィル・スミス
  • クリストファー:ジェイデン・スミス
  • リンダ:タンディ・ニュートン
 監督 ガブリエレ・ムッチーノ
 劇場公開日 2007年1月27日
 原作 『幸福の追求(邦題「幸せのちから」)』クリス・ガートナー

■ストーリー(ネタバレあり)
1981年のサンフランシスコ。
妻リンダと息子のクリストファーと暮らすクリス・ガードナーは、骨密度を測定する新型医療器械のセールスをしていた。
大金をはたいて仕入れた機械はまったく売れず、税金も滞納し、妻のパートでなんとか乗り切る苦しい生活を送っていた。
そんなある日、彼は路上で「真っ赤なフェラーリ」を見かけて思わず持ち主に二つの質問をする。
「あなたに二つ質問がある。仕事と、その仕事にどうやって就いたんだ?」
「株の仲買人をしていて、学歴がなくてもなれる」と返された彼は、株に興味を持ち始め、たまたま見つけた証券会社の養成コースに願書を提出する。
半年間の研修期間で定員は20名、その中で選ばれるのはたった1名。
しかもそのためにはまず研修生に選ばれることが必要だった。
そこで彼は人材課長のトゥイッスルに近づき、彼が持っていたルービックキューブを数分で完成させ、驚かせる。
そうしてトゥイッスルに認められたクリスは研修プログラムに合格、参加することになる。だが研修期間中は無給であった。
もし1名に選ばれなかったら半年間が無駄になる。
そんなとき、とうとうリンダが苦しい生活に耐えかね、息子を連れて出て行ってしまった。
クリスは保育所から息子のクリストファーを連れ帰ったものの、大家には立ち退きを命じられ、駐車違反で一晩拘留されてしまう。
持ち前の誠実さと機転で研修生にはなれたが、息子と2人で安モーテルに住むことになった。
幸い機械のセールスはうまくいき4ヶ月で売り切るが、一息つく間もなく税の未納分として、そのほとんどを差し押さえられてしまうのである。
行くあてもなく文字通り路頭に迷う2人は、駅のトイレや教会などを転々とするホームレス生活を送る。
貯蓄も家もなく、明日も見えない辛い日々の中、クリスを突き動かすものは、この生活から脱け出し幸せになりたいという思いと、父親も知らず育った自分のような境遇を息子に味わわせたくない、という息子への愛情であった。